ポーカーを学び始めて少し慣れてくると、「ミドルポケット」という言葉を耳にする機会が増えてきます。
AAやKKほど強くはないが、プレイ次第で大きな利益を生む──それがミドルポケットです。
しかし同時に、「どう扱えばいいかわからない」「オーバーカードが怖い」「セットを引けなかった時が難しい」と悩むプレイヤーも非常に多いハンド帯でもあります。
この記事では、ポーカーのミドルポケットとは何かから始まり、
プリフロップ・フロップ以降の考え方、よくある失敗、勝率を伸ばすための実践的戦略までを体系的に解説します。
ポーカーにおけるミドルポケットとは?
ミドルポケットの定義
一般的にポーカーで「ミドルポケット」と呼ばれるのは、以下のようなハンドです。
- 66〜99
- (環境によってはTTを含める場合もある)
これらは「スモールポケット(22〜55)」よりは強く、「ビッグポケット(JJ以上)」ほど絶対的ではない、中間的な強さを持つペアハンドです。
なぜミドルポケットは難しいのか
ミドルポケットが扱いにくい理由は明確です。
- フロップでオーバーカードが出やすい
- セット(3枚揃い)にならないと価値が下がりやすい
- 相手のレンジに強いハンドが多く含まれる
つまり、強くも弱くもなり得るハンドであり、状況判断が勝敗を大きく左右します。
プリフロップでのミドルポケットの考え方
基本方針:ポジションがすべて
ミドルポケットは、ポジションによって評価が大きく変わるハンドです。
- アーリーポジション
- オープンはやや慎重
- 99以上はレイズ、66〜88はテーブル状況次第
- ミドル〜レイトポジション
- レイズ・コールどちらも選択肢
- 参加率を高めやすい
- ブラインド
- コールは慎重に
- 3ベットは相手とスタック次第
レイズサイズの考え方
ミドルポケットは、以下の2つの目的でプレイされます。
- プリフロップで勝ち切る
- セットを引いて大きく勝つ
そのため、極端に小さなレイズや無意味なリンプは避け、
通常サイズのオープンレイズが基本となります。
フロップ以降の立ち回り
セットを引けた場合(理想の展開)
ミドルポケット最大の強みは、セットに化けた時の爆発力です。
- トップペア系に強く出られる
- 相手が降りにくく、大きなポットを作りやすい
この場合は、
- ボードテクスチャを見ながら
- ベットサイズをコントロールしつつバリューを最大化
する意識が重要です。
セットを引けなかった場合
多くのプレイヤーが悩むのがここです。
オーバーカードが出た場合
例:88でフロップが「KQ3」
- 無理な継続ベットは不要
- 相手のベットには素直にフォールドも選択肢
ミドルポケットはワンペアとしては弱い部類であることを忘れないことが重要です。
ローボードの場合
例:99でフロップが「742」
- コンティニュエーションベットが有効
- 相手のレンジによっては十分に押し切れる
ミドルポケットでよくある失敗
① 過信しすぎる
「ペアだから強い」という思い込みは危険です。
オーバーカードが複数出ている場面では、既に負けている可能性が高いことを常に意識しましょう。
② セットマインの条件を無視する
コールで参加する場合、
- 十分なスタックがあるか
- 相手からチップを引き出せる状況か
この2点を考えずに参加すると、長期的にマイナスになりやすいです。
③ 3ベットに固執する
ミドルポケットでの3ベットは有効な場面もありますが、
相手・ポジション・スタックを無視した3ベットは逆効果です。
ミドルポケットを利益ハンドに変えるために
プレイの軸は「状況判断」
ミドルポケットは、固定的な正解が存在しないハンドです。
- ポジション
- 相手のタイプ
- スタックサイズ
- トーナメント or キャッシュ
これらを総合的に判断することで、
ミドルポケットは「難しいハンド」から「稼げるハンド」へ変わります。
上達の近道
- ハンドレビューを行う
- セットを引けなかった時の判断を振り返る
- 強いプレイヤーのミドルポケットの扱いを観察する
まとめ|ミドルポケットは実力差が出るハンド
ポーカーのミドルポケットは、
初心者と中級者の分かれ道になる重要なハンド帯です。
- 過信せず
- 状況を冷静に見極め
- 無理をしない
この3点を守るだけでも、ミドルポケットでの損失は大きく減ります。
ミドルポケットを正しく扱えるようになることは、
ポーカー全体のレベルアップに直結します。
ぜひ今回の内容を、次のセッションから意識してみてください。